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三省堂で買った本「70歳のロードバイク」:1,575円

70歳のロードバイク―生涯自転車計画スタート!
長尾 藤三
五月書房

 どうあがいても、20代や30代の人と同じように走れるわけがない。歳と共に低下していく体力と、練習で増してく体力。で、結局どうなるんだろ。差し引き現状維持なら御(おん)の字なのかいったいいくつまで走れるんだ、俺は。
 そんな答えを求めて買ってみました

 70歳のロードバイク

 目次見ると、「ツライのぼりは頑張らないが合言葉」とか「速すぎる走りは体に悪い」、「一日で走る距離は60kmが目安」とか書いてあったんで、結局、「もう、若くないんだから…」的なことばかり書いてあるのかと、あんまり期待はしていませんでした。けど、読んでみたら結構面白かったです。こおいうおじさん、いえ、お爺さんになりたいですねそれより前に、こういうお爺さんと友達になりたいきっと楽しいでしょう。
 文章も、70歳の人の文章とはとても思えない、歳を全く感じさせないものでした。

 「乗りたい気持ちだけはダウンさせない工夫」の項では、もう歳だから、とにかく一度気持ちが切れたらお仕舞いだと。乗りたい気持ちをキープするには、なんか新しいパーツとかウェアとかを買うのも手だとかこれ、まったく、俺もそうですよ。毎年、ホイール買ったり、サイコン買い替えたり、いっつもなんか買ってます

 あと面白かったのは、「ロードは哲人に、MTBは詩人になる」って言葉でした。筆者は辛い上りを登る時は、辛いのはきっと俺だけじゃないとか、どうして、好んで辛い思いをするために登るのかとか、考えながら登ってるんですって。これ、俺も同じなんですよ「やっぱ、もっと平坦な道にしておくんだった」とか、「やっぱ、今日はやめときゃよかった」とか、「こんな辛い思いして、やっと登って、下るときは、寒いし、指は痛いし、どこがおもしれ―のか全然理解できない!」とか、そんなことばっかりウジウジ考えながら漕いでるんですよ
 そしてMTBに乗ったことがない俺には分かりませんでしたが、MTBは基本舗装路のみを走るロードと違って、土の上、しかも乾いた土があり湿った土があり、落ち葉の積もった道もある。木の切り株があり、岩があり、草がある。そんな路面の変化を考えながら走るんだそうです。だから詩人になるんだそうです

 筆者の友人のお爺さんたちの中には、70過ぎて新しいロードバイクを新調したりする人も何人もいるしそうで、いつか行く道の俺としてもまったくもって心強い限りです。

 しかし、最後はあれだね。だね。金がないと、ちょっと毎日毎日遊んでいらんないかな。歳とってから金がないのは辛いかもな