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『なるべく働きたくない人のためのお金の話』

 

なるべく働きたくない人のためのお金の話
fancomi
百万年書房

 

 この本ですが、どこで巡り合ったんでしたっけ。ある日、検索連動広告か何かで出てきたんだと思います。こいつはこんな本に興味があるに違いないって判断されたわけですねはい。お察しの通りでございます。直ぐにポチってしまいました。

 これ、前半は著者が都内の家賃28,000円のアパートで暮らしながら、週に2日だけ働いて年収90万円で隠居暮らしをしていたときの話です。後半は著者のお金に対する考え方みたいのが書かれています。

 結論から言って、さほど面白い内容でもなかった(爆)。

 最初は年収90万円でできる生活ってどんなだろうとか、週休5日ってどんなだろうって興味津々でした。自分もいよいよ定年も視野に入るようになって、今後の時間とお金に対する不安から、何かヒントがないかなって思って買ったのです。

 だけど、結局、著者が隠居していたのは昔の話で今は台湾で隠居してるそうじゃないですか。それじゃ、あんまり説得力ないですよね。今の台湾での生活なんか殆ど書いてないし、なんで東京での隠居生活をやめて台湾に住居を移すことになったのかなんて全く触れられてないんです。それは次回作でってことなのかな。それに今は何冊も本を出して印税も入るんだろうし、結局、将来は結婚して子供ができて、… 。そのうちマンションとか買ったりして💦

 

 僕のすぐ下の弟なんですけど、前にも触れたことありますが、ちょっと体が悪いので今までまともなところで働いたことはありません。毎月10万円の仕送りで生活しています。自分でマンション持ってるから管理費だけで家賃がないのが幸いして、ずっと10万円で生活しています。ここ20年くらいずっと10万円です。収入がないので住民税と医療費が免除。都営の地下鉄とバスが無料です。どこへ行くにも、都営地下鉄と都バスと徒歩を駆使して出かけます。健康には気を使っていて区の補助で安く行けるので月に何回かジムに通ってるみたいです。ポイントとかサービス券にはシビアで火曜日は〇〇スーパー、水曜は〇×ドラッグとか、ちょっとでもポイントが割り増しで付く日とか、サービス券をもらえる店を選んでます。
 もちろん、健常者とは違うので簡単に比較はできないんですけど、彼を見てると、人間、10万円でやっていけるんだなと、ちょっと心強く思います

 年収90万円隠居生活より、仕送り10万メンヘラ生活の方が本の題材としては面白いかもね。