寄付と言っても俺がした寄付じゃなくて、父がした寄付です
父は未だ目を覚ましませんが、確定申告は待ってくれません。今年から頼む税理士の先生がが変わっため、先生から去年の確定申告の書類を見せてほしいと言われました。父の書斎のキャビネットの「確定申告」と書いたフォルダに過去の確定申告の書類の控えが入っていました。
パラパラとめくってみると、寄付金控除の欄に90,000円とあります。日本赤十字とユニセフ。そして、母校の○×△大学に合計90,000円。
俺が子供の頃から、父はずっと寄付を欠かさなかったようです。よく年賀状に「あしながおじさん」宛てのものが何通かあったのを覚えています。
母も、「そんな、うちだってお金が余ってるわけじゃないのに」というと、「お母さんはケチだなぁ」と笑っていたそうです。
俺も稀にユニセフに寄付をすることがあります。少額ですけどね。子供に話したら、すっごい尊敬の眼差しを向けられました。
弱者に優しい世の中であってほしいと思いました。