この前の週末、伊豆の
に行ってきました。そこで某所を観光しまして、そこから車で2,3分のところに佇む日本蕎麦屋を訪れました。事前に食べログとかをチェックして、期待が持てると思って選んだ店でした。
が、
最悪
ほんとにひどい店でした。
自家製粉、手打ち、生粉打ち（そば粉10割のこと）、本わさび、幌加内産蕎麦粉、駿河湾でとれた桜えび・しらすのかき揚
素人受けしそうなキーワードをこれでもかと盛り込んだメニューではありましたが、俺が知ってる蕎麦屋の中では五指に入ると思われ。悪いほうでね。
まず、俺が気に入らないのは、蕎麦がブツブツに切れてることであります。だいたい長いもので6㎝。短いものだと1㎝()くらいのくず（あえてくずと呼びます）がたくさん混じっていることです。とにかく食べにくいことこの上なし。ずずずぅーっと音を立ててすするなんて不可能。確かに、つなぎをを入れないと蕎麦は切れやすくなりましてブツブツ切れるのは確かです。能書きには、湯ごねすれば簡単だけど風味を損なうからあえて湯ごねはしないとか言い訳じみたことが書いてありましたが、そこをつなぐのがプロでしょ。これではとーしろーの蕎麦です。しかも、自分で製粉機買って製粉してるんだったら、つながりやすいような製粉の仕方ができるんじゃないだろうかと思ってしまうわけです。
それに売り物の桜えびとしらすのかき揚げだが、これも全然いまいち。やっぱり桜えびはお好み焼きに入れた方がおいしいし、しらすは御飯にかけて食べるのが一番よい。思うに、具が細かいからどうしても表面積が多くなる。つまりそれだけ衣が容積に占める割合が多くなる。だから結構腹には溜まるんだが味はどうでしょ
衣食べてるようなもんです。
お店は混んでて順番待ちだったんですね。それを見たときには期待が膨らんだんですが、店の前には真っ赤なベンツ。しかも、あんまり滅多に洗車しませんみたいなボディ。なんだか嫌な予感。別に、ベンツが悪いとは言いません。蕎麦屋がベンツに乗るななんて微塵も思いません。俺が世話になった蕎麦屋の主人でジャガーに乗ってる人もいました。真っ赤、キタネー、お客に見せびらかすかのように店の前に置く。ってところが気に入らねー。
たぶん
主人はそんなに車が好きってわけじゃなくて、蕎麦屋が当たって、小金が溜まったからベンツ。しかも真っ赤。店が成功したことをアピールしたいのでしょう
この店の外観はどうみても洋風。きっと喫茶店だか、レストランだかを居ぬきで買って蕎麦屋に改造したものと思われます。そおいう発想は根っからのお蕎麦屋さんにはないので、やっぱり脱サラでしょう。
こおいう店が「食べログ 気になる店」(だったっけかな)に選ばれましたとか、どこどこで一番おいしい蕎麦屋だとか誰ぞのブログで書かれてたりするのを目にすると、ほんと嘆かわしい。悲しくなります
