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Amazonで買った『もし、日本という国がなかったら』:1,785円

もし、日本という国がなかったら
ロジャー・パルバース
集英社インターナショナル

 日本という国がこの地球上になかったら、っていうより、日本好きの筆者の半生を綴った本ですね。日本好きの外人っていうと、古くは小泉八雲から、今ではデイブ・スペクターとか、最近は日本に帰化したドナルド・キーン氏も話題になりました。でも、この著者のロジャー・パルバースさんは、TVのコメンテーターもしてたそうだが、ちょっと俺は知りませんでした。

 日本という国がなかったら、ではなくって、これからの世界には日本のような国が必要だって言ってます。じゃ、日本のような国って何?それは、一言で言うと、利他の精神だそうです。

 まぁ、褒められてるわけで、貶されたり馬鹿にされてるわけではないのだから、うれしいはうれしい。けど、素直に喜べないと思うのは俺が捻くれてるから?

 利他の精神はいいけど、そんなんで海洋権益や領土を守れるのだろうか。日本の知的財産やら、文化を守れるのだろうか。俺は心配ですよ

 そして、外国の人から「日本の古典芸能や民謡はすばらしい」と言われると、そんなことに何の関心もない自分が日本人として恥ずかしくなりますね。高校の時の授業で、能も狂言も歌舞伎も一度は観に行ったことがある俺ではありますが、後にも先にもそれっきりです。根っから理科系の俺は源氏物語枕草子も読んだことないこおいうのって、歳をとると興味が出てくるものなのだろうか?だったら歳をとるのも悪くない気もしますが