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残る日本の習慣 廃れる日本の習慣

 上に貼った記事には大リーグから日本にやってきたトレバー・バウアー投手が日本の靴を脱ぐ習慣に驚いてるというようなことが書いてあります。
 
 思うんですが、いろんな日本の習慣が廃れていく中、この靴を脱いで家に上がるっていう習慣だけは1mmも動かないですね。今まで靴のまま上がるような一般住宅にはお目にかかったことがありません。
 
 逆に廃れてしまった日本の習慣はたくさんあると思います。習慣っていうのが適当じゃないとすれば、日本式。日本スタイル。
 
 まず、縦書き。便箋に手紙書くこと自体少なくなってしまったと思うのですが殆ど縦に字を書くことがなくなったと思いませんか⁉うちの母みたいな年寄りは未だに縦書きがメインだとは思いますが、ビジネス文書はA4で横書きですよね。縦書きのビジネス文書は社長就任のご挨拶ぐらいでしょうか。
 私の小学生時代には手紙の書き方を習いましたが(もちろん縦書きで)、今はどうなのでしょうか。最後に日付入れて自分の名前書いて、宛先を書くなんて習うのでしょうか。
 続いて、漢数字。これは縦書きとも関連しますが、一、二、三、四、五っていう数を表す漢字。縦書きの時は百円と書いたりもするでしょうが、横書きの時はさすがに百円じゃなくて、100円ですよね。ただ、小切手の世界は別で手書きの場合は未だに漢数字が必須です。手書きの12,345円では受けてもらえず、壱萬弐千参百四拾五円と書かなければなりません。
 そおいえば、亡くなったうちの父は必ず二十を「廿」と書いてましたっけ。これ、今じゃ普通に漢字変換で出てこない💦
 
 そして、和服。私が子供の頃は近所に何件か呉服屋があって、母も当時はたまに和服なんか着てお勝手仕事してましたが、最近、普通に和服来てる人はいなくなりましたね。冠婚葬祭か接客業をしてる人くらいか。
 これはやっぱり、和服より洋服の方が機能的だということで、必然的な流れなのでしょうか。それとも、日本が戦争に負けたから、なんとなく戦勝国の習慣に魅せられて洋服が主流になったけど、もし、日本が負けなかったら、今でも日本人は和服を着てたのだろうか。
 
 あと、和式トイレ。これは未だ公衆トイレなんかには使われてますが、さすがに一般家庭でうちには和式トイレしかありませんっていううちはないでしょう。田舎は別ですが。もう、僕ぐらいの年齢になるとわかりますが、もう、和式は無理。脚の筋肉が体を支えられないです。体が便器に触れないので清潔ということはあると思いますが、それでも、洋式の方を選びます。
 
 最後は畳・襖・布団。うちは30年前に建てた家ですが和室はありません。当時は何となく和室は必ず一室はある感じでしたが、なんとなくメンテが大変そうなので作りませんでした。今はどうなんでしょうか。きっと和室のない方が当たり前になってるんじゃないかと思うのですが、モデルルームでも調べてみましょうか。そして、和室につきものなのが襖。そして押し入れの中の布団。今、毎日押し入れから布団を出して寝てる人ってどれくらいいるんだろうか。これも、歳取ってくるとわかりますが、ベッドの方が全然楽です。うちの母くらいの歳になると布団で寝起きするのはヒャクパー無理です。一度布団に寝たら自力で起き上がれない。寝たきりになります。
 そう考えると、やっぱり洋風の方が優れているんでしょうね。戦争に負けたから廃れたんじゃなくて、戦争に負けて優れた習慣が入ってくるようになったから置き換わった。そんなところなのかな。