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僕の人生のログ、lifelogです

久しぶりに本を読みました。『されど愛しきお妻様「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』

 

されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
リエーター情報なし
講談社

 

 珍しく友人が本を貸してくれました。「されど愛しきお妻様」。本とか読むんだ。意外。いや、失礼そおいう自分は久しく本を買ってないし読んでもいない。活字を読むのは最近はスマホの中だけでした

 この本は発達障害の女性と結婚した著者が、彼女に対して「なんで掃除ができないんだ、片付けができないんだ、料理ができないんだ、洗濯ができないんだ、朝起きれないんだ」と怒っていたのに、自分が脳梗塞で倒れてしまうのです。そして、今度は自分が高次脳機能障害になってしまい、今まで当たり前にできていたことが急にできなくなり、初めて奥さんの気持ちを理解できるようになるのです。

 ”今までの自分は足が片方しかない人に、「どうして両足で走らないの?両足で走ったほうが早いのに。」と言っていたようなものなのです。”

 そして「やっと私の気持ちがわかったか」と奥さんに言わしめるのです。そして、それから著者はだんだん回復していくのですが、回復しても当事者だっときに感じた気持ちを忘れず、二人で協力し合って生活していくという話です。実話です。

 さて、私なのですが、すぐ下の弟がやっぱりそおいう関係の病気なもので、思い当たることがたくさんあるのです。そおいう病気なんだからしょうがないんだとはわかりつつも、なんでああしないのか!こうしないのか!できないのか!ってついつい追い込んでしまうのです。

 そして、今度は自分ですが、だんだん歳とってくると(まだアラカンだけどね)、いろいろと昔とは違ってくるのです。だいたい記憶力が随分落ちました。仕事中も在庫を確認しに倉庫にやってきて、途中で誰かに話しかけられると、はて、俺は何を確認しに来たんだっけ、なんてのは日常茶飯事です視野も随分狭くなったし、耳も聞こえ難くなってきました。仕事でなんてことのないミスも増えました。呑んだ帰りに友達から言われたことが理解できずに頭が真っ白になったこともあります。まさに、高次脳機能障害です

 今は亡き父に「お前も歳をとればわかる」と言われたことが思い出されます。最近、いえ、2,3年前からわかるようになってきました。