My Log My Life

僕の人生のログ、lifelogです

24時間ぶりに母を救出

 体調を崩して一緒に行くはずだった墓参りをキャンセルした母。「体の具合はどうか」とメールを送っても返事がありません。メールに返事がないことは特に珍しいことでもないのですが、ちょっと心配だったのでFAXを送りました。「体調いかがですか?メールに返事がないのでFAXします。」っと大書しました。それにも応答がないので、いよいよ電話してみます。出ません。携帯にも固定電話にも出ません。

 墓参りのことで末弟とひと悶着あり、体調がすぐれないことも相まって、少しご機嫌が悪かった母。なので連絡は控えていたのですがなんだか嫌な予感。

 夕食も済ませて晩酌もして、いよいよ寝ようかと風呂にお湯を張ったところでしたが、どうしても母の事が気になります。雨の中、母のマンションに向かいました。玄関には新聞が一つだけ挿さっています。合い鍵で中に入ると中には誰もいません。寝室のベッドにも居間のソファベッドにも居ません。「泊まりで出かけているのか?」とも思いましたが、風呂に入っているのかもと思って脱衣場の扉を開けようとしますがノブが空回りして開きません。すると中から母の声。「出られなくなっちゃたのよ」。聞けば昨日の晩にお風呂に入ってそれから出られなくなったとのこと。およそ24時間。飲まず食わずで(水は飲めたかな)、84歳の母が独りでよく頑張りました。結局、俺でもドアを開けることはできず、業者を呼んで開けてもらいました。

 「独り暮らしに自信が無くなっちゃったわよ」という母に、「だったらうちにおいで」「風呂でもトイレでも携帯を肌身離さず持ってるんだよ」っという俺でした。明日でいいやと思わずに、気になってすぐに様子を見に行って本当によかった。つくづくそう思いました。