My Log My Life

僕の人生のログ、lifelogです

やっぱり病院でレーパンは目立つね

 たくさんの人の好意で集まったペットボトル、保冷材、彼の替えのチューブラータイヤ、その他細々(こまごま)としたものと一緒に俺は救急車に乗り込みました。ペットボトルは全部で5,6本あったかな。救急車に乗せる時はみんあが乗せてくれたからいんですけど、下りる時は俺一人です。全部の荷物を一回で下ろさなければなりません。救急隊員の人には着いたら最初に降りてくださいと言われました。俺が下りてからストレッチャーを下ろすので俺が降車に手間取るわけにはいきません。

 で、いいこと思いつきました。ツールなんかでよくみるボトル運びスタイルです

 これは、別府がボトル運びしてる姿です。お腹と背中にたくさんのボトルを仕込んでいます。

 俺も、こんな感じで救急車の中で背中に次から次にペットボトルを入れていきました。我ながらなんてナイスなアイデア

 ヘルメットはかぶらずに入れ物代わりに中に彼のサングラスやらタオルやら、背中に入りきらなかったボトルをてんこ盛りにして降りたちました。そして、そのままの格好で救急の受付で手続きを済ませ、待合室に入りました。やたら人の視線を感じます。俺が動くとその視線も一緒に着いてくるのがわかります。俺が視線を返すとみんな目を伏せます。まるで、だるまさんがころんだをやってるみたいです。 俺はジャージの背中から手品のようにボトルを一本また一本と取り出していきます。周りの視線がこんなんなってるのがわかります。ああ愉快愉快(もちろん冗談ですからね。その時、もちろんそんな心境には絶対なり得ません。)

 さぁ、それから5時間。俺はこの病院の待合室で、それこそ彼の無事を祈って待っていたのでした。