家族の実力柏木 哲夫幻冬舎このアイテムの詳細を見る |
帰宅途中になんとなくふらっと本屋に寄って、なんとなく買ってみたのだけれど、良書でした。
やや、題名と内容の整合性がどうなんでしょう、っと思うこともありましたが、著者の精神科医として、宗教家としての考え方は大変興味深いものでした。
結局最後は宗教なのか。
人生論とか、哲学とか、行きつく所は信仰なのか。そんなふうに思いました。
本の内容はアマゾンとかの書評を見ていただいた方が参考になると思いますが、あまり他の人が書いてなくて、俺が気になったのは、「ユーモア」についてかな。
その場の雰囲気を一瞬にしてガラッと変える。ユーモアにはそんな力がある。
死期の近いある患者さんが、「私は天国に行っても、地獄に行ってもいいんです。だって、どちらにもきっとたくさん友達がいるでしょうから。」っと医師である著者に言ったそうです。その言葉で、その場の暗い雰囲気が一変したそうで、医者である著者に精神的な負担をかけまいとする患者さんの心遣いが感じられたと書いていました。
ユーモア。
最近俺も忘れてるかも