何気にウィンドウショッピングしてたら、このツリーがワゴンセールになってました。なんか、バネがえらく硬くって、こいつぁ～靴が伸びちまいそうだな。っと思った時には買ってました
えらく安かったし、先っぽを突っ込んでおくだけでも役に立つかも。っと思ってね。
もう、10年以上前に銀座のワシントンでシューフィッターの人に勧められて買った靴があるんだ。Billbrassっていう聞いたこともないようなブランドなんだけど（いちおう、Made in New Yorkって書いてある）。こいつのフィット感が最高なのね。ベストなわけよ。もう、シューフィッター様に尊敬のまなざし
みたいな。靴を脱いで足を台の上に乗せさせられて、ちょっと俺の足を両手で触って確かめて、「貴方に合う靴はこれです。」って持ってきたのが、この靴なのさ。そしたら、眼から鱗のフィット感。当時の物価と俺の金銭感覚からすると、少し高かったんだけど
「買います。買わせてください！」
しかし、そんな思い出の靴も、革底にラバーが張ってあったり、名もないメーカーであったり、って事から、ほとんど雨の日用みたいになってるんだな。これが。
で、前置きが長くなったんだけど、そんな不憫なこの靴のために、このツリーを使おうかと思ったのね。買った時にワシントンで只でもらったプラスティックのシューキーパーでずっとごまかしてたから。手入れは怠らなかったけど、結構深いしわもできちゃったしね。
で、このシューキーパーの先っぽを突っ込んで、バネは曲げずに伸びたまま。靴からはみ出るまま。でも、なんかいいみたい。シューツリーはしわを伸ばすためのものではないというけど、結構しわも伸びた。いい感じです。はい。
