My Log My Life

僕の人生のログ、lifelogです

Kさんの通夜に参列

 Kさんは会社の重要取引先の社長です。歳は僕より一回り以上上なのですが、いつの頃からか可愛がってもらうようになりました。確か、少しパソコンに詳しかった僕が日曜日にKさんの家でパソコンのレクチャをするようになったのがきっかけだったと思います。新しいノートパソコンを買って、年賀状を書きたい、お店(飲食店を経営しています)のメニューを作りたいというKさんに、「VHSもDVDもみんなエッチなコンテンツを観たいから爆発的に普及したんですよね。」みたいなことを言ったら、「こいつ、そんな砕けた話しできるんだ」と思われたらしく、もともとそっち方面が好きだったKさんと急速にお近づきになりました

 パソコンのレクチャが終わると、お礼という名目で、Kさんの高級車で二人で夜の街に繰り出しましたKさんは一滴もお酒が呑めないので、いっつも運転です。「呑んでいいよ」というお言葉に甘えて僕はいつも遠慮なく呑んでました

 とにかく豪快な人でした。財布には10枚づつ綴じた萬札が何束も入ってます。まるで芸能人の財布茶店で近所の顔見知りの奥さん連中に出会うと、「マスター、あちらのテーブルのお勘定こっちにつけて」とか平気で言っちゃうんです。かっけー!あまり大っぴらには言えない武勇伝も数知れず。

 

 家に戻って会葬御礼を開くと、そこには手紙の様に長い文章がありました。奥様のです。Kさんのそんな素行を奥さん全く知らなかったってことはないのでしょうけど、そこには奥さんのKさんに対する気持ちが書いてありました。””私の胸にはずっと夫婦二人で働いていた日々の記憶が鮮やかに残っていて、別れを迎えた今改めて懐かしく思い出しております。”” ””黙々と頑張り続け、私たちを支えてくれた夫に伝えたいのは「お疲れ様」の言葉しかありません。””

 じんときました。愛されていたんだな。Kさん。さようなら。合掌。