今回、五十にして初めて経験したことがたくさんありました。
身内の死、納棺、戒名、通夜、葬儀、焼場、喪主、浄土宗。今にして、いろいろ学ばせてもらいました。ほんと、それぞれのシーンで書きたいこととか言いたいこと、聞いてほしいことがたくさんありました。
けど、いちばん印象的だったのは、やはり遺体を触ることが怖くなかったってことかな。今まで、人の遺体とかって見るのも怖かったし触るのなんてもってのほか。遺体が触れたものに触るのだって嫌だと思っていました。でも、今回はまるで違いました。病院で息を引き取った父の顔に触って、まだ残る温もりを感じたり、棺の中の父に触れて、氷のような冷たさを感じたり。
愛してるからだろうね。愛してれば、なにも嫌じゃない。
そして宗教かな。普段宗教なんて考えないけど、お坊さんに、お父さんは今、阿弥陀様の足元に居ると言われた時、ほんとにそうだと思いました。
阿弥陀様の足元に旅立っていった。
いってらっしゃい。
