My Log My Life

僕の人生のログ、lifelogです

息子に借りた『海辺のカフカ(上・下)』:0円

海辺のカフカ〈上〉
村上 春樹
新潮社

このアイテムの詳細を見る


海辺のカフカ〈下〉
村上 春樹
新潮社

このアイテムの詳細を見る


こおいう小説(って、読むまでどおいう小説か知らなかったのですが)は、あまり読んでいなかったのですが、村上春樹ファンの息子が、「僕が今までに読んだ中で一番感銘した本」として、「読んでみる?」って言われれば、お父さんとしては「おぅ、読んでみる」って言わざるを得ませんよね

上下巻の長編で、読むのが遅い俺は、読み終えるのに随分時間がかかりそうですが、高校2年生の息子との共通の話題も少ない昨今。親子の会話の種になるかもという下心もありです。

で、読後感だが、この摩訶不思議な世界を何と言ったらいいのでしょう。こおいうSFとも哲学とも知れない小説に慣れていない俺は面食らいました。
この小説のどこに息子は感銘を受けたのでしょう。息子はこの小説から何を感じ、何を得たのでしょう。結構露骨な性描写を息子はどんな気持ちで読んだのでしょう。

息子が小説に出てくる、ジョン・コルトレーンやユーノスロードスタートヨタターセルを知ってるわけがありません。彼は、そんな描写をどう理解していったのでしょう。

空から魚が降ったり、いきなり子供が大勢意識を失ったり、猫と会話できる人がいたり。やがて謎解きがされるのであろうと期待しながら読み進めても、まるで答えは出てこない。きっと最後まで俺の疑問は解消されないのだ、謎解きをするつもりはないのだと気が付いたのは、やっと上巻を読み終えた頃でした。

さて、まだ読み終えたばかりで息子とは話していませんが、息子とこの本について話すのが楽しみです。これはマジで。彼が、どんな感想を語るのか、どこに感銘したのか、熱く語ってほしいです