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Amazonのマーケットプレイスで買った本『投資戦略の発想法』:600円

投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう

講談社

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この本は2ちゃんねる投資信託スレの中で、推薦図書と言うほどではないんだろうけど、よく話題になる本として紹介されていました。なわけで、俺も例によってマーケットプレイスで買い求めてみました。

で、まぁ、非常に示唆に富むというか、書いてあることは基本中の基本なんだろうけど、良書だと思いました。

著者が本書で述べている中で、印象に残ったのは、ざっと、以下のようなものです。

【1】投資をする以前に、生活防衛資金として2年分の生活費を貯蓄しなければならない。

「2年分あれば、そう慌てることなく、再就職先を探すことができる」とあるが、2年は長すぎないか?
俺は今まで年収と同等の貯金を目安にやってきたんだが、それじゃ足りないか?

【2】自分はどれくらいの生活費が必要かどうかを計るには、大雑把でも家計簿をつけなければならない。

これには全く同感だ。
俺は、小学校入学と同時に定期的にお小遣いをもらい始めたんだが、その時から親にお小遣い帳をつけることを課された。お小遣い帳をつけなければお小遣いはもらえない約束になっていたんだ。このお小遣い帳をつけるという、とても良い習慣は俺が大学を卒業するまで続いたんだが、残念ながら、今はつけていない。お小遣い帳をつけなくなった最初の頃は、怖くてお金を使うことができなかった。自分は今いくらのお金を持ってて、今月はいくら使ってて、といったことを全くわからずにお金を使うなんてことはとても怖いことだったんだよ。今は、もう、全然怖くないけどね。

でも、お小遣い帳をつけねば、家計簿をつけたい!っていう思いはずっ~と持ち続けているんだ。それが証拠には、MicrosoftMoneyとかマスターマネーとか使いこなしてもいない家計簿ソフトをいろいろ試してたりするのでした。

【3】生活防衛資金を貯められないようであるならば、生活水準を落とさなければならない。

これはちょっと手痛い指摘だな。2年分の生活防衛資金。俺にとっては一千万くらいか?これを預金で貯めろというのは、ちょっと難題だ。できなければ消費を減らせと。生活水準を落とせと。
う、う~ん。ちょっと考えさせてください。

【4】節約は一番簡単な利殖である。5%の節約は5%の投資利益に相当する。

まぁ、そうだよねぇ。ちまちま少ない利息なんかを稼いでも、無駄遣いしたら元も子もないもんな。

【5】生活防衛資金を投資で作るという発送は無謀である。

ごもっとも。ごもっともなんだが、こんな超低金利時代に貯蓄でお金を貯めるのは、無理だよな。だから投資、なんだけどな。

【6】家は持家より借家のが得である。

一生借家で暮らす時には、もし家を買っていたら払うことになるローンのお金を運用するという前提なんだな。その運用が問題なんだが、3%とか5%とかで運用するという前提に立ってる。って、そんなの無理だよな。1%程度の運用益しかえられないようなら、やっぱ持屋の方が得ということになりゃせんかのぉ。

【7】投資信託というものは、リスクは株と大差がないにも関らず、リターンは株よりも少ない。

そうなんだなぁ。いくらプロに任せたからといって、日経平均の上昇より大きいパフォーマンスを得る投信は少数だと。だったら、大雑把に言って、どれでもいいから長期で持っておけば、必ず上がると。
なんか最近投信に大枚はたいたばかりの俺にとっては、手痛い指摘だな。

【8】自分の収入を増やす一番の近道は、投資ではなく、今の仕事で頑張ることである。

ま、そうだよね。株の研究なんかしてる暇があったら、仕事を頑張れと。その通りなんだが、それが、そう簡単に行かないから、株とかに興味が出てくるんだけどな。

つーことで、いろいろ考えさせられる本ではあった。いろいろ試してみたいけど、人生一度きりだし、やり直しがきかないからね。

そそ、表題の金額600円は、マーケットプレイスの送料を含んだ額だよ。

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